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【解消】3年くらい使ったノートパソコンの動きが最近遅くなった。(2)ハードディスクをSSDに交換して動作を快適にする方法

2022年1月18日

悩み

ノートパソコンの動作が遅い。買ってから5年くらいたった。そろそろ買い替え時かという方。

前回の記事(1)に書いた「メモリ増設」もしたけど、まだどうも遅いという方。

またまだ現役で使い続ける方法がある。

今回は、ハードディスクが劣化しているという前提。

パソコンの起動、ファイルの操作、ソフトの動作、インターネットの閲覧など、クリックしてから待つ時間が増えた。買い替えを検討する前に、試す価値あり。

解決方法

ハードディスクをSSDに交換する。

ハードディスクとは、パソコンのスペックを表す部品のひとつ。

パソコンのスペックは、主にCPU、メモリ、ハードディスクの3つ。CPUは計算の速さ、メモリは同時に行える作業の量、ハードディスクは記憶領域の広さ。(最近はハードディスクよりSSDが主流。)

机に向って作業している人間に例えると、CPUは人間の頭の回転の速さ、メモリは机の上の作業領域の広さ、ハードディスクは引き出しの容量の大きさ。

数年使ったハードディスクを新品のハードディスクに交換するだけでも快適になる。ただ最近はSSDもお手頃価格になってきたので断然SSDがオススメ。

ハードディスクの交換方法

まず、今使っているパソコンのハードディスクの容量を調べる。

調べ方は色々ある。詳しくは別の記事で紹介する予定。

今使っているパソコンのハードディスクの容量は、320GB。

ちなみに、以前はハードディスクの接続規格も調べる必要があったが、最近のパソコンであれば、ほとんどがIDEではなく、SATAだろう。念のため確認を。

今回は容量もアップする。Amazonで、SSDの500GBを1個購入。6,500円程度。

ハードディスクの交換方法は、その機種によりさまざま。ネジ1つ外せばハードディスクが見えるものもある。逆に裏ぶたもキーボードも取り外さないとハードディスクにたどり着かないものもある。

後者の場合は、慣れていないならパソコン修理業者さんに頼んだほうが良いかも。

さて、今回のパソコンは簡単なタイプ。

ノートパソコンをひっくり返す。いつもの手順。バッテリーを外す。ネジをプラスドライバーでゆるめて、ふたを開ける。事前に体の静電気を逃がそう。

ハードディスクを取り外す。

データを丸ごと引っ越さないと。クローンをつくる。専用のクローン機器がオススメ。5,000円程度。

ハードディスク320GBから、SSD500GBへのクローンは1時間程度で完了。

ハードディスクがあった場所にSSDを差し込む。裏ぶたを閉めて、バッテリーをセット。

容量アップした領域を使える状態に設定する。パーティションを区切るのもあり。

実際に使ってみた

パソコンの起動時間が劇的に速くなった。30秒くらいで、ようこそ画面。

すべての動作が速くなった。6,500円でこの快適さはすごい。クローン機を含めても1万円ちょっと。クローン機は次回も使える。

取り外したハードディスクはバックアップとして保管。または、ハードディスクを外付けにする専用ケースを買って普段使いも可能。

前に、ハードディスクは引き出しの容量の大きさと言ったが、少し補足する。SSDに交換すると、その引き出しの中の物の出し入れがものすごく速くなる感じ。

保存領域の容量が大きくなって、出し入れもスムーズになったら、作業ははかどる。それとお同じ。

数年後このノートパソコンがまだ壊れていなかったら、大容量のSSDが安くなったタイミングで1TBか2TBに交換。サブノートとして、写真や動画のバックアップ用としてならまだまだ使えるはず。

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